報われない

 

 

 

 

献血をしたい。社会に貢献したい。

血を貢献するイコール献血

 

 

小さな頃は、ベルマークだってペットボトルキャップだって集めてきた。集めて、何かしらの役に立つんだ。と、たくさん集めることに意義を出して夢中になって集めた。

 

月1回の回収日、大きなランドセルの中には、ベルマークとペットボトルでパンパンに膨らんだビニール袋で埋まった

 

無理やり突っ込んだビニール袋、誇らしげに学校へ提出した

 

「世界が平和であるには、私自身が平和であること」

かなり宗教チックな信念を持っていた

だが、現実はクソなマセガキだった

 

 

大人になった、わたし

未だにあのベルマークとペットボトルがどんな風に社会に役立っているのか知らない

知るほどのことじゃない

 

 

平和は何処へ?

 

 

 

献血をしたい 

冒頭においてあるこの言葉

ピザ食べたい

口癖と同じくらい小さな夢

 

 

献血車が大学にきた

私の出番、だと、私の出番だと

やっと、ちっせぇぇ夢を叶えられる 

血をあげるぞ、この平和の血を

胸が弾んだ

 

 

 

体重がアウトです

やんわりこんなことを言われた

50キロないといけないらしいのだ

期待を返してくれ、せめて景品くれ

 

 

希望を持って過ごしても、報われないのだな

秋風が心地良かった

 

献血を終えた友人から、ブラックサンダーを貰った

とても、甘かった。

献血もできないのなら、たくさん糖分摂取して血をギトギトにしてやろうと思った

 

 

 

 

わたしに恋人ができたら、パートナーにはたくさん献血してもらおうと思う

3ヶ月に1回

献血記念日をつくる

 

夕飯は、鉄分多めの食材をメインにするつもりだ

 

かわいそうだって? 

仕方がないじゃないか、わたしがいくら頑張っても報われない世の中なんだからさ

 

 

因果応報

 

 

 

平和は何処へ?