辛いと痛いは友達
今日のカレーは辛かった。
私は今、喉の調子が良くない。風邪をひいては治り、また風邪をひいては治りを繰り返している。私は体が弱いかもしれない。
朝、母から
「今日のカレーは喉に響くかもね〜。ちょ〜っと刺激が強いかもしれんね〜」とだけ言われた。
歯磨きをして何か考え事をしていた私には何ひとつ母の言葉は頭に入っていなかった。
適当に、「そうなん〜」と返事をした。
今日はカレーか。まあ、良しとしよう。
私は作ってもないのに偉そうにしていた。
いい歳だから作れよ。おまえ。
帰宅。
見事にカレーの口になっていた。
早く食べさせてくれ!という気持ちでカレーを温める。
「カレー⤴︎カレー⤴︎」と謎のコールをかけ、準備をする。1人で悲しくなっていた。なんか、しょんぼりした。あんなにカレーの口だったのに。少しだけテンションが下がった。
そして、カレーをいただく。
パクッ
「うまっ」
「ん…ん?」
「からぁぁっっ!!!!なんやこれっっ!!
めちゃくちゃからいやんけっっっっ!!!!」
カレーです。
いや、予告されてたでしょ。
カレーは辛かった。喉に響いた。突き刺さった。
辛いと痛いって友達なんですね、初めて知りました。私はもう縁切っておきますね。関わらないほうがいい。
カレーを一口食べては、お茶を飲む。を繰り返して気付いた、「なんか、大食い選手っぽいなこれ」
なんか、かっけぇぞ。
私、イケてるやん?
すぐに飲み込むこの姿、イケてるやん?
カレーは辛いものだった。
そして、人の話をちゃんと聞こう。